「銀の砂時計」 2007/06/01 (Fri)

さらさらとおちていくすな
きらきらとひかって

このすながおわるとき
きっとなにかがおわるのだとおもう

でもいったいなにがおわるのか
わたしにはわからなくて
わからなくて

ひっしになってかんがえてみるけれど
やっぱりわからない

かわるのがいいことなのか
わるいことなのか
それもやっぱりわからない

ただわたしはせつないきもちで
すなをみつめつづける
さらさらとおちていくすなを

「仮面」 2007/05/31 (Thu)

良い自分を見せたくて
がんばっていると言われたくて
かぶり続けてきた仮面。

もはや、自分の顔がどんな顔だったのか

思い出すことすらできない。

「ルール」 2007/05/30 (Wed)

「ルールを守りましょう」

小さい頃は皆わかっていたはずなのに
何故今頃わからなくなってしまうのだろう

「人のものをとってはいけません」

あたりまえのことなのに
こんなにも欲しくて欲しくてたまらない

「紙飛行機」 2007/05/29 (Tue)

折りたたんだ羽根に願いをこめる

きらりきらりと光る青い空
ふわふわと漂う白い雲

どこまでも飛んでいきますように
できれば神様のところまで

「うらはら」 2007/05/28 (Mon)

キミからのメール
ひらがなばかりのメール
昨日の返事のメール

どうでもいい質問だったのに
律儀にかえってきた

　たぶんどうでもいいことはわかっているのに
　何かをしながら
　でも返事はかえしてくれたのだろう
　
誰にでも優しいキミの
誰にでもおくっているメール

　嬉しいんだけれど
　ちょっと哀しい